これまでのお客様からの問い合わせによる改善点を反映した取扱説明書をアップしました。

<お問い合わせで多かった内容>

Q1.私のSUPにホースの口が合っていないみたいです。

>>supのエアバルブには国際規格が無いのでメーカーによって僅かな製造誤差はありますが、全て同じ形状です。通常のキツさでは、電動ポンプの場合、振動で緩んでしまうため厚めのシリコン製Oリングを使用して強く押し込んで回す必要性がございます。これが正常な状態です。
ただ、女性ですと回せない場合もありますので、調整方法を以下に記載させていただきます。

下記写真ではバルブが2種類あり、それぞれOリングが付いています。これをまず、外してください。

 

バルブ2種類とOリングが2種類になり、組み合わせが4通り出来上がります。①のアダプターに、②のOリングを付けると1mm厚くなります。
②のOリングを外して裏表を逆にしてみるのも有効です。Oリングを外して見ていただくと分かるのですが、つぶれるような構造になってます。

「クルット回って簡単に抜けてしまう」場合、単に白いOリングが薄いからなので、すべての組み合わせを試していただくと使いやすい厚さが見つかると思います。
ただ、男性の助けが借りられるのであれば、本来は頑張って写真の②の方のバルブを使っていただきたいです。少々きついですが、男性なら少し力を入れて押し込みながら回せるレベルです。

このほうが電動ポンプの振動でも緩むことが無いので手放しでご使用なれます。

 Q2.ホースの先端が割れてしまった。

>>写真のように、先端のひっかける部分が欠けてしまった。これはQ1でも同じ内容を記載していますが、白いシリコンのOリングが厚いせいでしっかり奥まで押し込まないで回してしまった時に発生します。
先端やホース接続部が割れてしまうという事例ですが、矢印で示した蝶番の部分よりも、ホース側を握って回した際に負荷が(ひびの部分に)かかり割れてしまいます。
現在、ホースの包装材に注意書きシールを貼り付けて注意喚起をしております。

Q3.ガラス管のヒューズは何に使用するのか?

>>プラグ内には車両のシガーソケットではなく、バッテリー直結を想定した過電流対策として12Aのヒューズが入っております。万が一、ポンプ内でショートが発生すると切れますが、車両のシガーソケットを使用した場合は先に車両側のヒューズが切れます。これは車両のシガーソケットのヒューズが10Aであるためです。ヒューズが連続して切れるような状況がありましたら、内部でショートしている可能性がございますので、弊社へご連絡ください。

なお、付属の予備ヒューズ常備しておいていただいたほうが安心です。車両にはヒューズボックス内に10Aの予備ヒューズが常備されておりますので、車両の取扱説明書をご確認ください。

Q4.空気を入れるのにとても時間がかかるようになった。故障でしょうか。

>>チェック方法がございます。
1)空気圧を3~4Psi程度入れます。
2)空気の減り方をメータで確認してください。
3)少しづつ空気圧が下がってきますが、完全密閉ではないので数秒ごとに0.1psiづつ下がっていきます。

上記3)で、非常に早い勢いで空気圧が下がっている場合は、圧縮用ポンプに内蔵されているピストンの機密パッキンが寿命の可能性が高いです。このパッキンは、長期間使用した場合のほかに、1度の充填時間が長ければ長いほど消耗していきます。

このポンプは、送風機能と圧縮機能に分けられた2つのモーターから構成されており、1.2psiくらいから切り替わり動作する圧縮側は、空気をピストンで圧縮しながら送り出しています。

これは注射器の構造とほぼ同様で、溶液を送り出す時にゴムのような柔らかい樹脂が気密性を確保しながら先端に付いた部分を押し込むと、液体を針の方に押し出していきます。
電動ポンプの圧縮側も同様のゴムのような気密性を確保するパッキンが筒の中を往復しながら圧縮した空気を吐出します。このゴムのような柔らかい樹脂でできた部品が長期間の動作や、1度に長時間動作させることにより、硬化し、摩耗します。そうすると充填した際にこの気密性が確保できない為、放置していると非常に速いスピードで空気圧が下がるというわけです。

このパッキンは交換する以外に方法はございませんので、この症状が出るようでしたら修理が可能ですので、弊社へ修理の依頼をご連絡ください。


マニュアルのPDFダウンロードはこちら

 

 

GLIDER事業部